主体的になるために、ケツに力を入れる

主体的になれない、

自分のことを母親が先に処理したり、自分の身に起こったときに母親が起こったり喜んだりされて、自分の人生の椅子に自分ではない人間が座っていて

自分の人生が自分の手を離れてしまったような、

自分と世界の間に膜が張っていて、素手で触れられないような感覚がある。

 

でも社会では、主体性を持てと言われてしまう。

 

確かに自分で行動を起こさないことには自分の居場所を作り出すこともできず、ますます少なくなってしまうように思う。だから、自分でなんとか役にたとう、価値のある人間でいようとするために、それと反する気持ちに鞭打って頑張ってきた。

 

でも、それでは不安な気持ちが強くなるだけで、行動のスピードも成長も遅いことに気が付いた。

 

根本的に解決するためには、自分の目の前にある膜を取り去って、世界に素手で触れることだ。

 

でも、自分は自分のために生きられるほどのスキルや度胸もないし、頼れる人もいない。ましてや食べるものを賄うだけの収入も、会社にしがみつかないと確保することができない。

 

そんな中で、インスタントに主体的な気持ちになれる方法を見つけた。

ケツにちからを入れる。

ケツを引き締めて、かかとを合わせる。

すると背筋が伸びて、あごが引かれる。

はたから見ると、すこし自信があって、多少のことで揺らがない芯の強いひとのよう。

 

こんな風に俯瞰してみることで、いまやっていることが他人のためではなく、この自分自身のためで、自分がやることで世界が動く、他者に影響を及ぼすことができるような感じがする。

この感覚こそが、自分と世界の間の膜を取り去ってくれる。